ペットボトルがリサイクルされ、他のプラスチック製品は海に流れ着いてしまう理由
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あなたが最後にペットボトルをリサイクルしたのはいつですか?
昨日のゴミ出しのときや、朝のジョギングを終えたばかりの今朝のことかもしれませんし、あるいはずっと前のことで、そのことをあまり考えたことがないかもしれません。
プラスチック汚染と戦う世界的な取り組みでは、PET(ポリエチレンテレフタレート)ボトルは特別な位置を占めています。
ペットボトルはリサイクル率の高さで知られていますが、他のプラスチック製品はリサイクル対策をしているにもかかわらず、しばしば海に流れ着いてしまいます。
でも、一体なぜそうなるのでしょうか?
もくじ
ペットボトルは、循環リサイクルの象徴であり、資源が閉じられたループの中で使用、リサイクルされる仕組みです。
ペットボトルのリサイクル成功の鍵は、以下の3つの要因が挙げられます
長い時間をかけて、ペットボトル専用の回収・リサイクルシステムが世界中で整備されてきました。これが効率的な回収と処理を可能にしています。
リサイクルPETには経済的価値があり、これが収集とリサイクル努力を促進しています。ペットボトルのリサイクルは経済的に実現可能であり、様々な産業がリサイクルPET(rPET)に対する需要を生み出しています。
ペットボトルは、はじめからリサイクルを考慮して設計されています。素材と形状が統一されており、リサイクル施設で簡単に識別・分別できます。
ペットボトルのリサイクルがスムーズに進むのに対し、他のプラスチック製品は厄介な道のりを歩まざるを得ません。
非PETプラスチックのリサイクルは、さまざまな形や大きさのジグソーパズルのピースみたいなもの。
多層パッケージや異種混合素材だったりと、構造が複雑であることが、リサイクルを難しくしているのです。
さらに、一部の地域では専用のリサイクル施設が不足していて、リサイクルルートがないことが海洋のプラスチック汚染に繋がっています。
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加えて、非PETプラスチックは需要が低いことも問題です。需要が低いと、リサイクルの経済的メリットがなくなり、設備や技術への投資も滞ってしまうのです。
ペットボトルが華々しくリサイクルの舞台に立つ一方で、非PETプラスチックはさまざまな壁にぶつかっています。
複雑な構造、インフラ不足、需要の低さなど、乗り越えなければならない課題が山積みです。
非PETプラスチックのリサイクル課題に対処するため、単一素材を用いた製品の開発が有望視されています。単一素材アプローチには、リサイクル率向上に役立つ3つの重要な要素があります。
単一素材製品とは、製品を単一のプラスチックタイプから作ることを意味します。リサイルクル過程において、複雑でコストのかかる素材の分別作業が不要になり、リサイクルプロセスを合理化することができます。
単一素材を使用することで、材料の劣化を防ぐことができます。その結果、リサイクル商品の品質と価値が向上します。
単一素材で作られた製品は、リサイクル性とサステナビリティを重視した製品です。サステナビリティを重視した製品とは、単一素材製品以外にも、生分解性プラスチック (堆肥化可能なプラスチック) 、代替パッケージなどが当てはまりますね。
最後に、プラスチック汚染は手強い敵ですが、単一素材のような革新的な解決策と倫理的な消費を心がけることで、この現状に確実に変化を起こすことができます。
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